Dao Phu Quoc
カンボジアの沿岸から15kmにあるフーコック島は
その立地から軍事的要衝であったが故、これまで開発が進まなかったけれど、
この数年でゆっくりゆっくりリゾート地として開発が進んでいる らしい
フーコックの魅力は
・ベトナムで唯一サンセットが見られる美しいビーチ
・トレッキングもできる山々
・美味しい海産物…
しかし何よりも魅力なのは、リゾート開発で作られた世界（ももちろんあるけれど）
ではなく、人々の素朴な生活と対峙できること
その人々のほどよい脱力感と笑顔、涼やかな海風
そして、島の主要拠点を結ぶ赤土のでこぼこ道たち
（コンクリートで舗装されたは５％くらいなのではないかと思うほど…）
とにかく観光地としてはまだまだこれから というところが逆に魅惑的
耳を澄ますと聞こえてくるのは、ベトナム語、フランス語、ドイツ語、
ロシア語と少しの英語
遠くからわざわざ訪れる彼らと
日本人観光客のあまりの少なさとのギャップを考えると
欧米のガイドブックには、“ベトナム最後の秘境”とか“楽園”とか
それはそれはたいそうに書かれているのではないかと思ってしまう
５年、10年先、インフラ整備と観光誘致が急激に進んでも、
貧しい人々の暮らしがすぐに変わるとは思えないけれど、
観光客である我々が目にするこの島の景色が
大きく変わってしまうであろうことを考えると、
勝手ながら少し切なくて、変わってしまう前にもう一度行きたいと思った
