マーケットへの道のりは
長く細く、予期せぬ障害との出逢いが楽しい
向こう岸のマーケットに行くための橋は、数十分置きにかけられる船の橋
橋を渡ると、左手に“cho(市場)”の看板が見えるというのに、
道の大規模工事中で、やむなくみんなぐるっと大きく回り道
で、1−2m幅の道筋では時折バイク渋滞に巻き込まれる
終始、高壁の向こうのニョクマム工場からの強烈な香りに包まれながら
バイクがギリギリすれ違えるような道々を、
ひかれないことに注意を払うとフェンスに激突 油断すると鶏を踏みかねない
そんなスリリングな道を越え、ようやく目的地にたどり着く
スーパーやコンビニがないこの町で、人々の暮らしを支える場所
水で息を吹き返したような生き生きとした色鮮やかな野菜や魚介、
漬け物やお米、雑貨などが並び
その多くの店を、女性達が力強く仕切っている
その土地土地で異なる市場の風景を見るのは、とても楽しい
※おばちゃんがコップで飲んでいるのは、333ビール
(この国でビールは酒のうちに入らない)