Hueのお餅たち
前に出張で中部都市 Hueに行った時、Hueに来たならこれを食べるべき!
と若いスタッフが勧めてくれたもの...
一つは、今や全土で愛されるフエ発祥の汁麺「ブンボーフエ」
そしてもう一つが、あふれんばかりの餅系料理たち。出てくるもの全てが、
白もしくは半透明のもっちりした生地に包まれるかしていて
それを甘辛いタレにつけて食べるという、少しずつお腹にきいてくる料理たち
その餅系料理の代表格の2品。材料や作り方がやや似ていて、
はて、今どちらを作っているのかを、思わず見失いそうになる2つの餅系。
◇Bánh bèo (米粉の蒸し餅バインベオ)
小皿に薄く入れて蒸した米粉の生地に、干しえびを炒めたものや、
緑豆を蒸して餡状にしたもの、ラード入りのネギ油、
フランスパンのクルトンをたっぷりかけて、スプーンですくって、
タレを少しかけてペロリといただく
タレは春巻きなどの時と同様、ヌクマム+ライム+チリ+砂糖(ニンニク抜き)
ライムを入れてさっぱりさせるのは、南部流のアレンジだそうで、
場所によって色々なタレで食べるという
スナックであり 前菜でもある一品
フエ料理屋さんに行くととりあえず頼む一品だけれど、
こんなにも具沢山なものには なかなか出会えないかもしれない
◇Bánh ít trần (緑豆あん入り蒸し餅) 本当は帽子みたいな UFOみたいな形ではない(おまんじゅうみたいになるはず)
Banh beoと一緒によく食べられる餅系のもう一品は、
干しえび入りの緑豆餡をお団子状にして白玉みたいな生地でくるんで
くっつかないようにバナナの葉の上にのせて蒸し上げる
おやつみたいだけれど(実際これと全く同じような団子が入ったチェーがある)
甘辛くいただく一品
◇Chè hạt é thạch dừa (スイートバジルシードのチェー)
味はいたってシンプル でも食感がとても楽しいデザート
ゴマのようなバジルシードは、水につけるとみるみるうちに変貌を遂げる
恥ずかしながら、原型がこうだったとは知らずに食べていた
そして、ベトナム人がこよなく愛するナタデココとそのシロップ
バナナの香料を数滴たらして、氷と一緒にサラサラといただきます
ダナンの出身だという彼女は、その少女時代、
ホーチミンのようにはココナッツが手に入らなかったので
かわりにナタデココをいつも食べていて大好きなの!と言っていた