蓮はかわいい そして美味しい
毎月旧暦の1日と15日にはお寺に行き、
精進料理(cơm chay)を食べる人も多いという
そういえば前に、ベトナム語の先生が
「今日は15日だからお寺に行ってきたよ!」と言っていた
(彼女は仏教徒ではないけれど、それでも習慣のようなものだと)
野菜や豆を中心とした精進料理は「心をきれいにする」という意味もあるらしい
そんな精進料理を食べる時期に市場で特に多く出回る食材
蓮やフクロタケを使った料理
◇Ngó sen xào tôm (蓮の茎と海老の炒め物)
ベトナムを代表する花「蓮(sen)」は、聖なる花とも呼ばれ様々な場所で咲く
その花から作るロータスティー、実を使った甘いお菓子
そして茎を使った料理 様々な形で人々に愛されている
断面はレンコン同様、食感もシャキシャキねっとり、蕾の部分もいただきます
特に南部ではよく食べられる食材
(とはいえ割と高級食材(約150円)なので、家で頻出というほどではないらしい)
蓮の茎はクリーム色の蓮を選ぶこと。真っ白のものは薬が塗られているらしい。
そして蕾は閉じている方が若くて筋もなくて美味しいとのこと。
フクロタケ nấm rơm はいしづきをちょっとだけ取る
ベトナム屈指の野菜生産地 標高2000mのダラット産の人参は
下の方がシュッとしているのが見分けるポイント
高原ダラットの野菜はその質の高さから一種ブランド化しているらしい
確かにマクドナルドも「ダラット産の野菜使用」(地産地消)を大きく謳っていた
ベトナムの甘めの醤油かヌクマム、唐辛子を添えて
◇Đậu hũ hấp thịt (豆腐とひき肉の蒸し物)
ひき肉×キクラゲ×春雨の肉団子の料理は3品目 それだけ家庭料理の定番
ギュッとしまった豆腐に器用に挟んで蒸すこと30分
今日は甘辛い「梅チリソース」(+砂糖、ヌクマム、ごま油、ニンニク)で頂く
ちなみに、豆腐も肉同様、塩水で洗わないといけないらしい…
普通のチリソースは知っていたけれど(フライドポテトにも当然これ)
梅入りがあったなんて…普通のものよりちょっと甘めで子どもやお年寄りもOK
ということで、この2本は家庭の常備ソース とのこと
◇Canh cà chua trứng (トマトと卵のスープ)
今日もトマト 最近トマトとじっくり向き合うことが多い(人生初)
もはやなんとも思わなくなってきたのは 少し大人になったということかしら
トマトは一口大に刻んでからしっかり下味をつけて30分
超濃厚出汁が出る干しえびスープにトマト、ニンニクで炒めたひき肉を入れて
塩、砂糖を加え 最後に卵をふわっとさせたら完成
もうちょっと濃い味好みの人の為にヌクマムを添えて
大きいボウルに入れて皆で取り合って食べるのがベトナム流
ご飯と一緒に or ブン(米麺)をつけても美味しい
今日印象的だったのは、
・今日もたくさんのニンニクと砂糖を使ったなということ
・【雑談】ベトナム人の女性は結婚するとひくほどココロも体も変わるらしい(怖くなる&夫に文句ばかり言う)。そして夫婦喧嘩は路上で、近所の人にあえて聞かせてジャッジさせる。ということで夫の浮気が絶えず、探偵ビジネスも流行っているということ